発見サイト「夢一歩塾」 yumeippo.com  梅原陽介
 A活性化の AからDまで
梅原陽介



 
 活性化。

 どこかのお祭りの掛け声の様に世間で異口同音で囃されてから久しいのですが、一向に活性化の実現は出来ていない様に思えます。
 取り分け、行政の言う活性化は正に文言の世界だけのもので、実に、身が入っていないものであります。
 
 しかしながらよく考えてみると、その批判する行政の元で補助金や好条件、融資等をあてにして踊らされ、踊ってきたのは一体誰だったのでしょうか。
 それは疑う余地も無く、私たちであったのではないのでしょうか。

 ここらで皆さん考えてみませんか。
 活性化とは何なのか。
 先ず、    とは、 生きる事、勢いよく動く事。

 
 とは、 うまれつき、物事の傾向。

 
 とは、 形や性質が変わる事。

 まとめると、物事の傾向を勢いよく動く事に変える事。
 つまり、物事が生き生きとする方向に向ける事。
 あるいは向かう事、ということになるでしょう。

 

 文字の通りの意味合いはそれで良いのでありますが、実際にはどうなのでしょうか。自分が生き生きとして勢いよく動いていればそれで全てOKなのでしょうか。

 物理的にはそうでしょう。しかし、生きるという事を前提にして考えれば、生きて行く為には・・・?ということを考えなければなりません。
 
 

 生きていくということはどう言うことかといいますと、継続していくという事であります。
 しかし、それそのものだけが生きて行くということでは無く、連綿と続く生き死にの連続、つまりは連鎖なのであります。連綿と生き続ける連鎖の中で、各々が各々の働きを持ちながら生き継いで行く。この事こそが活性化の原点であると考えます。
 
 つまり、活性化と言うものは生物的要素をより多く含み、その物自体が未来永劫生き続けるのでは無く、生き死にを続けながらその特性や個性を受け継ぎ生かして行くということであります。
 
 ここで大切な事は、自体の生き死にの中で特性や個性が継続されなければならないということであります。
 
 例えば、人間であれば肉体と精神でありますが、更に言えば遺伝子の3つであります。
   
@ 肉  体  = 生き死に・・・・・・・・・・・・・・・・・不変      
A 精  神  = 教え、 伝統、 家訓等 ・・・・・・・可変
B 遺伝子  = 生態情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・不変

 @、Bは不変。つまり、自分の意志で変える事は出来ません。
 が、Aは自らの意志でどうにでも変化させる事が出来ます。
 
 つまり、活性化の可能性はこのAの精神の部分に存在するのであり、この意志決定の部分こそが活性成るか否かの最重要ポイントである訳であります。

 これ等を踏まえて、次のような活性へのA〜Dを提案致します。
◇◆◇提案Xに対して◇◆◇
 Aは、Actionであります。
 
 提案Xは、具体的に成りますか。実現できますか。実行できますか。時期は何時ですか。
 つまり、この 提案は近い将来に実現可能であるか、ということであります。
 Bは、Businessであります。
 
 提案Xの実現には利はありますか。益はありますか。商品とした場合に利潤の追求は出来ますか。
 又、社会事業として行った場合に社会の為に成りますか。
 CはCitizen、Comsumerであります。
 
 提案Xは、多くの皆さんの支持を得る事が出来ますか。
 つまり、いち早く市民性を得る事が出来ますか。消費者の皆さんの多くが興味を持ってくれますか。
 大量消費は可能ですか。
ということになります。

 一旦、このA〜C迄でお話を致します。
 今迄の活性化は、地域においても企業においてもこのA〜C迄をベストと考え、実現が早く利益見込みがあって皆がもて囃せばそれでOK、善しとされてきました。

 しかし、その結果多くの反省を生んだのであります。商店街活性化事業、大型店対策内での各種事業、いずれの対策も各自のみが優先して、本来の事業で何を得たいのか何を求めたいのかが掴めないままでありました。
 
 又、民業の場合もしかりであり、儲かればいい。手間が省ければいい。後のことは考えなくてもいい。その時に利する処が多ければいい。等々、その結果の最たるものがゲーム脳と言われる異常なまでの社会現象を生んでしまったのであります。
 
 過去の過ちを深く反省し、そう成らないようにする為にはどうすればいいのか。
 そこで、生まれてくるのがDであります。
 Dは、Democraticであります。
 
 提案Xは、民主的でありますか。道徳的でありますか。学びはありますか。
 マインドはありますか。環境には優しいですか。育みはありますか。
 平和に貢献できますか。そして、そこにあなた自身の理念は存在しますか。
 多くの社会利益を見込めますか。それは世界レベルで提案しても通用するものでありますか。
という事であります。

 まとめて言いますと、 
 
 実現は出来ますか。社会利益を考慮した上に、企業利潤の追求は可能ですか。
 そして、その提案を多くの人々が快く受け入れを行い、未来への継続が可能なものでありますか。


なのであります。

 これからの世界を考えるとき、地球規模はおろか宇宙規模で考えなければなりません。
 
 つまり、スーパーやコンビニで何気なく買い求めるお弁当や洗剤や殺虫剤のひとつひとつが、地球の裏側の森のことや、海のことや、空のことと大きく関与しているという事の認識なのであります。
 
 私たちは、生まれてから今日迄多くの経験を積み知識を知りました。
 さあこれからは、それらを基にした智恵を活かさなければなりません。
 “智恵を活かす”。これが活性化の源であると考えます。

                                                   
2005.10.16
                      「日本商工会議所観光大会2005」(於・倉敷市)へのコメント
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