発見サイト「夢一歩塾」 yumeippo.com  梅原陽介
 ものづくりの概念
梅原陽介
●ものづくりの考え方

ものを「つくる」という事には、2種類あるといえます。1つは、単に物をつくる、ということ。もうひとつは、将来を見越したものづくりをする、ということです。つまり、前者は、ビジネスとしてではなく、自らの意思として「つくる」ものであり、後者は、産業として育て上げ、活性に結び付けていくものであります。

言い換えますと、前者は趣味の範囲であり、後者は、朝市から、工業需要や小売店舗対応であります。
更に言い換えますと、前者にコスト意識は無用でありますが、後者は大いにコスト意識を持ち、市場性や持続性を考えなければならないということになります。


●ものづくりの手順

 ものづくりをどのように進めていくかについては、次の3つのステップ「3つのつくる」を前提とすべきであります。

・1つめのステップ“創る”
このステップは、創造であります。創造=クリエイト。稀なるもの、あるいは今まで無かったものを考えるのであります。

・2つめのステップ“作る”
このステップは製作であります。作る=メイク。試作、調査、研究(市場、材料、コスト、諸経費を含む)を行う、であります。

・3つのめステップは“造る”
このステップは、1と2を受けて、企画、プロデュースを行い、ビジネスとして成り立つ事を確認したうえで、製造ラインを構築(ビルド)するものであります。
 


つまり、稀代未聞の商品を企画創造し、そのものが市場性、材料、コスト、技
術、各々に条件が整ったとき、製造ラインが組み立てられ、そのラインを商品
が流れていく、といった仕組みであります。

ものづくりというものは、前述の通り、必要に始まって、提供を経て、その十分条件を満たし、その後継続が見込まれるもので、なければなりません。しかも、それが環境問題に抵触せず、むしろ浄化につながっていく。
このことは、ものづくりの原点でもあり、考え方の基本にしなければと思っております。更には前にステップ0、“企る”(プランニング)があり、後にステップ4“組する”(ネットワーク)があります。
 

重ねて今回の ものづくり館(仮称)は、高度技術をコンセプトとして考えたいと思っています。
高度技術と申しますと、前述の第一次産業を放っているようでありますが、決してそうではなく、世は正に第一次産業の時代であり、産業として構築するためには、バイオのそれを観るが如きであります。ものづくりは、工業界のもの、という従来の概念を越え、広範囲にとらえ、その可能性を追求していきたいと思うものであります。

人間が生活する基本は食であり、食の周辺には衣が、住があり、そしてそのひろがりの中に「必要」という夢があるわけであります。夢の実現こそが、ものづくりそのものであると考えています。
その夢の実現のためには、ものづくり館そのものの目的とシステムを考える必要があります。

その目的
1. 綾部産業をコンパクトに紹介し、リアルタイムに目視することができ、綾部産業
   界の現実を把握できるようにする。

2. 地域内の小学生が、この地域で行われているものづくりについて学び、この綾
   部が、歴史 的にも、ものづくりの根付いたまちであることに誇りをもってもらう。

. あやべTMOの一環とすると同時に、観光スペースも設け、ものづくりを入り口
   に、あやべという地域について広く知っていただき、あやべの観光産業の一環
   でもあるというコンセプトで実施する。

4. ものづくりニーズとしての、人・物・金の要望に応えるべく、交流のスペースを
   設置する。

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